水色と橙色の綺麗な空
いつもの朝帰り
まだ人も少ない始発
ぼーっと窓から見るその景色は静かに私を包んでくれた
初めて君と言葉を交わしてから
今までどれくらいの時が流れたのだろう
君を好きと感じたのは
君が特別な存在になったのは
自分を苦しめる事なのに
電話がくれば
飛び上がるほどうれしくなり
顔を見ればつい、見とれてしまう
君には愛している人がいて嬉しそうに愛する人の話をするね
そんな時も君の笑う顔につい、見とれてしまう
会う事が出来るのは
夜中から始発まで
ぐちゃぐちゃになる感情を押し殺して
君の温もりが残る
私の心を押さえて
込み上げてくる涙を押さえて
『またな』と言う言葉を信じて
手を振った
また窓から見る朝もやけは私を優しく包んでくれた
本当は崩れそうなのに
その景色のおかげで
私は顔を上げていられる