俺の好きなヤツ。僕の好きな人。3

雄李  2008-12-23投稿
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授業が始まってから20分くらいたったのかな??

俺は一度目をさまして時計を見る。

そして、またうつ伏せにねる。

恵(…科学か…わっかんねぇ…)

そう思いながらまた寝る。

すると…

先『おい。鶴野。この答えは?』

恵『あぁ??えっと…』

先『これ、中学でならっただろ??』

そう。問題は科学記号。

問。
水素の科学記号は??


先『これ分かんねぇと残させるぞ…??』

恵『わかります!!わかり…ます。』

俺は教科書をひたすらめくる。
普通、ノートめくるって??
俺、ノート書かねぇもん。
恵(あぁやば…)

そんなこと思っていると…

直『恵璃…H2…言えよ。』

そっと教えてくれる。


恵『えっと…H…2??』

先『あぁ…あってるよ。』


恵『直樹…あんがと♪』

直『別に〜』

恵『そんじゃ、おやすみ♪』

直『あぁ…?』
(これでも寝るんだ…
つか、足広げすぎだろ…
それに、口開けて…
こんなヤツを僕は好きになっちまった…のか…)


そして授業が終了した。

恵璃はチャイムと同じに起きて男子達と会話をしてる。


それが、僕にとって、一番嫌なんだ。


…好きだから。
僕が君を好きだから。

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