「フフフッ…美しい…」
〜こいつは誰だ…俺のことをイヤラシイ目で見やがって…こいつホモか?〜
「そうだ!名前を付けてやろう〜何がいいか…お前は8人目の息子だからエイトだ」
〜 エイト?俺の名前?俺の名前は…あれ?わからない… 〜
「エイト…エイト…初めての人型だ…」
〜 初めての人型?俺が…人?俺は…何なんだ? 〜
「エドワード室長、そろそろ出ないとポセイドンで行われる会議に遅れます」
〜 エドワード?こいつの名前か…ポセイドンは確か…海の都… 〜
「わかった…すぐ行く。エイトよ〜兄弟達と仲良く寝てるんだぞ」
〜 兄弟?俺には家族がいるのか…俺の家族は無事なのか?無事?俺達に何かあったのか? 〜
俺はエドワードらしき人を目で追いかけながら瞼を閉じた。
次に瞼を開いた時、目の前は深紅の炎と7つの影だけだった。
これが世界を帰る大事件になった。