久しぶりです、ソウキュウです。
さて、いろいろ考えてみたのですが僕とキョン、二人のその後が気になりませんか?
白黒の恋を見ていただいてくれた人の中にはそう感じる方がいらっしゃるのではと思い、今回、名前を変えて書く事となりました。
多くの皆さんに読んでもらって共感していただけたら嬉しいなと思います。では皆さん、これより本文となります
俺とキョンが結婚を前提に同棲し始めて3ヵ月がたった。初めから結婚出来る状態ではあったんだけど、一緒に暮らしてみないとお互いわからないところがあるだろう?
最近の言葉で良く出てくる『価値観』とかさ。
お互い住んでた場所や生活の環境が違うと時にぶつかり合う事だってある。みんなだってそうだろう?
まぁ、それでも俺達は何とか上手くいってる。
向こう両親には結婚の了解を得た。向こうの親には俺が高卒でキョンは院卒だから格差があり過ぎるし、俺の生まれ育った環境を聞いて反対されかけたがキョンが
『ソウキュウとじゃないと嫌なの〜!!』とか
『なってやる、この人と結婚できなかったら鬱になってやる』
と上手く(?)言いくるめてくれた↓↓
わがままなキョンに感謝する俺。向こうの両親は呆れ顔だった。
でも、よく考えてみると、向こうの親の気持ちが何となくわかる気がする。手塩にかけて大学院までいかせ、さらにプロのピアニストになった娘に高卒のサラリーマン男はお金のかかり方が違う、収入が違う。そりゃ反対するよな↓↓
でも、だんだん話してくうちに俺という存在をわかって来てくれたみたいだ、キョンが反対を押し切る為に頑張ってくれた分、俺も一生懸命両親に話した。お酌もした。会社でいう接待みたいに…
結婚式はしない方向で決まっていた。
なんでかって?
そりゃ結婚式はしたいものだけど…
相手は本州、俺は北海道。
それに…俺には親がいないからだ。
そんな感じで俺達は北海道で同じ屋根の下、楽しい生活をしている。
仕事は忙しく、夜遅くに帰るのはしょっちゅうだ。それでもキョンは帰りをテーブルに並べたご飯と一緒に待ってくれる。
俺はその度に
「寝ててもいいんだよ?」
と言うのだがキョンは必ず
『いいの、ソウキュウ待ってるの、一緒にご飯たべるんだから…』
続く