続・もう恋はしない(26)

じゅりあ  2008-12-26投稿
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「ちぃちゃん…」
何かその言い方って…。
レジに立つ梅島さんの俺に対する冷ややかな眼差し。

ほら、やっぱ誤解されてるって…。

「梅島さん?違いますよ、ちぃちゃんは…」
「いいなぁ、水嶋。知らんかったぜ俺〜!全く教えろよなーっ」
ガハハと豪快に笑い、俺の肩を叩く。

(イタッ)

梅島さん、目が笑ってないすから〜っ。

「だ、だから〜」
「蒼、時間過ぎたみたいよ?」
今度はちぃちゃんが遮る。
「おー、おつかれっ」
と梅島さん。

(何なんだ?わざと?)

そう思いながらも時間がない為、バックへ。
店内の方で笑い声が聞こえる。
着替えを済ますと裏口から入り口の彼女の元へと回った。


「あのさ、ちぃちゃん。あんな言い方だと誤解招くと思うんだけど?」

「ん〜?千里は困らないわよ?」

「俺は…」
「困る?」

…よまれた。

ちぃちゃんは、伏せ目がちに続けた。

「ねぇ、蒼。千里の気持ちって、そんなに迷惑な物?」

俺は首を横に振る。
「迷惑とは…」



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