『‥て事は、お姉さん22?!
へぇ〜。ハタチくらいかと思った。
でもさ、5コくらい、そんな変わらないじゃん。』
『変わるよ!!
それで、わたし君の事何て呼べばいい?!』
『颯太でいいよ。』
『じゃあ、わたしの事は、カヤノって呼んで。』
今夜は、
とても不思議な夜だ。
草島に別れ話をされた後に、
溢れてきた涙が、
自分でも意外だったのと、
そして、
君とこうして巡り合えた事も――
『カヤノ。今何したい?!
映画でも見に行く?!
それとも先に食事にする?!』
『じゃあ、ご飯食べに行こうか?!
颯太♪』
『うん/////』
それから、
わたし達は、
まるで本当の恋人同士の様に、
イブの夜のステキな時間を2人でともに過ごした。