コンコン。
「失礼します。」
「優美さんの体をふきにきました。」
「はい。俺は、帰りますんで、いいですかね。」
「いいですよ。何かありましたら、ご連絡しますね。」
「はい。よろしくお願いしますね。」
「はい。」
「優美さん、体をふきますので、パジャマを脱ぎましょうね。」
「優美さん、彼氏さんとってもいい人ですね。」
「ふき終わりましたよ。」
優美の手が少し動いた事に、看護婦さんが気づいて、「優美さん、優美さん!」と、言ったら、目があいた。
「優美さん、おはようございます。」
「ここは‥、どこ?」
「ここは、病院ですよ。」「何で、病院なんかに、私、いるの?」
「優美さんは、事故でここに、入院をしたの。」
「事故……入院したの?」「はい。そうですよ。」
「今、先生を呼んできます。」
「…。」
「先生、優美さんが目を覚まされました。」
「本当かね?!!」
「はい。本当です。」
「でも、記憶力が少しないとおもいました。」
「まぁ、最初は、記憶力が下がってるかもしれない。ずーっと、意識が戻らなかったせいもありますね。」「そうかもしれませんね。」
「どれ、私も優美さんに、会ってきましょうか。」
「優美さん、先生を呼んできましたよ。」
「優美さん、おはよう。」「おはようございます。」「私は、事故でここに入院したんですか?」
「はい。」