カヤノコイXイブサンタ?

麻呂  2008-12-28投稿
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颯太を怒らせてしまった。



だって、



今時いないよ。



こんな純粋なコ。



しかも、



サンタクロースの存在を、



未だに信じてるなんて。



『颯太‥ごめんね。
わたし、ちょっとふざけ過ぎちゃったね。

颯太があまりにも真剣に話すから、

可愛いなって思って‥‥‥。』



颯太は、少しの間だまってうつむいていた。



わたし、



颯太を傷つけちゃったかも。





『ねぇ‥‥カヤノ。』



『なぁに?!‥‥颯太。』



『僕達、今日1日は恋人同士だよね?!』



『うん。』



『じゃあ‥‥手つないで歩いていい?!』



『あはっっ。いいよ!!』





一瞬――



颯太が消えて無くなってしまいそうなほど、小さく見えた。


颯太の話してくれたサンタクロースの話。



わたし、



本当は心の中で、すごく感動していたの。



君の、



そのピュアな心と、


わたしの、



忘れかけていた、幼き日々の記憶に――

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