病院に行けば

翡翠練磨  2008-12-29投稿
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僕は知っている。逃れられないことを。僕は知っている。これはどうしようもないことを。だけど、解らない。何故君は泣いているのかを。そして、僕のこの気持ちはなんだろう?『あ!そうだ。はい、亮ちゃんこれが今日学校で貰ったプリント。』『何度も言うが奈々香、僕にそれは必要ない。僕は学校に行かないからな。』『でも、折角持って来んだから一応目を通しておいてね。』『わかったよ。あとでちゃんと目を通しておくよ。』『うん、絶対だよ。それじゃ、私帰ろうかな?』『なんだよ、もう帰るのか?まだいてくれ。僕には奈々香が必要だ。』私はドキっとした。なぜなら私はずっと前から亮ちゃんが好きだったから。『あの、亮ちゃん・・・私』『せめて、あと一時間あいつの相手してください。もう少しで今日の分の仕事が終わるんです。お願いします。』私と恵美さんは同時にこけました。ゴテーン、と私達は、綺麗にこけました。・・・
『なんだよ、もう帰るのか?まだいてくれ。僕には奈々香が必要だ。』私は、びっくりした反面、胸がズキズキと痛み始め心が苦しくなりました。『あの、亮ちゃん・・・私』私はこの場にいたくない。そう思い、立とうとしたら。『せめて、あと一時間あいつの相手してください。もう少しで今日の分の仕事が終わるんです。お願いします。』私はこけた。奈々香ちゃんも同じタイミングでこけた。・・・
なぜだろうか?奈々香と森ノ宮が同時にこけた。とりあえず、僕は聞いてみた。『なんで二人同時にこけたの?』『あははは、なんでもないわ亮ちゃん。』『なんでもないわけあるか〜!乙女の純情弄んで。亮一君ひどい。』『僕が何をしたんだい?ただ森ノ宮の相手を奈々香にしてもらおうとしただけだ。』『いいのよ、恵美さん私が勘違いしたのがいけないの。』『あんないい方勘違いするに決まってるでしょうが!』『ちょっとまて!勘違いってなんだ?』『教えない!』『ごめんなさい亮ちゃん。私も言いたくありません。』『奈々香まで。勘違いって一体、なんなんだ?』・・・・
ここか〜、あいつが入院しとる病院は。あいつ、元気にしとるかな?トゥルルルおっと、携帯や。『もしもし?あ〜、わいやけど。今?ごめんな、今から自分見舞いにいくんや。そやから今日無理やで〜。お〜、わかった。また、今度な。』さてと。行きますか。

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