ピンポ〜ン!
ん?「ヒナ?」
ガチャ!
「お疲れ様」
「サキ、遅れてごめんね」
「うんん?それより、1号室みた?」
「ん?1号室?何かあったの?」
「え?血が……見なかった?」
「何もなかったよ」
どう言うことなのだろ?
私が見た時は、何とも言えない雰囲気で…
それとも待っている間に…警察来たのかな?
とりあえず私は、ヒナを連れてパソコンを開く。
「このサイトなの…」
そう一言いってから、
サイトをクリックした。
「!?」
ヒナは見ると、手で口を押さえた。
沈黙が続いて、私は言葉を交わす。
「この画像のマンション、似ていない?建前といい、部屋の号室の表し方」
「確かに…」
「しかも、今日私が家に入る前、1号室は荒れていた…不思議なのは警察が何も聞きにこない事、もし殺人があれば…周りには聞くだろうし、」
「そうだよね……でも、このプロフィール…私は捕まらない…これに意味はあるのかな?」
またしばらく、沈黙が続いた。
今日は、ヒナも仕事で疲れているだろう…
明日は、休みだから泊まってもらうことにした。
時計が12時を過ぎた頃、お互い寝る仕度を始めた。
その時、異常な物音がした。
「なに?」
私は直ぐに電源をつけ、窓から外を見渡した。
「何もない」
「サキ?」
ヒナは小さな声で呼んだ。
「何もないよ?」
私は、少し震えた声で言った。