むやみに攻めず、ボールをキープする1組Aチーム。
隼人「無理せんでいいよ。無理せんでいいよ。」
試合時間も残りわずかとなったところで、遠目からスリーポイントを狙いシュートを試みる。
これが外れ、リバウンド勝負。
跳躍力に物を言わせ青山が競り勝つ。
すると何を思ったか、青山は自陣のエンドライン際から思いきりゴールへ向かってボールを投げ返す!!
ボールはボードを直撃!!そのままリングに吸い込まれた。
隼人「なんだあのバカッ強えぇ肩!?」
長さ30?近くあるコートを一瞬で通過した青山のレーザービーム。
10対11で隼人のチームは逆転負け。
でもそんなことはどうでもよくなっていた。
サッカーでの脚力。
バスケットでの強肩。
クラスマッチ二日間で青山が見せた身体・運動能力に隼人はもう脱帽だった。
放課後の野球の練習中も下校途中もずっと青山の鮮烈な印象が頭を駆け巡る。
隼人(ったく青山ってなんなんだよ。全中にもあんなのいなかったぞ。)
待てよ・・・
そうだ!!!
隼人はある考えを思いついた。