王女は逃げていた
?いや違うな、どちらかといえば「家出」?「城出」か?
追っているのは王女を護衛するはずの騎士達だ
王女は馬を操り、後ろを見た
(誰もいない…だいぶ差が開いてきた…!)
前を見る、そのとき、蒼いマントを身にまとった男(?)が目の前にいた
「よけて!!」
王女のなかなかの(100点満点中90ってとこかな)反射神経で言ったが、男は、避けようとしない
(ぶつかる…!…あれ?)
目を開けると、馬は一匹で走っており、自分は男に抱き抱えられていた
「あぶなぁ…打撲するとこだ」
黒髪に海のような蒼い目をした男(王女的には15〜17歳の青年)がつぶやいた
「えっ…すいませんでした…」
王女は正直
(打撲じゃあすまないと思うけど…)などと思ってた「まぁ…気づかないオレも悪いさ…誰かに追われてんの?」
青年は王女を降ろし、言った
「…そんなとこです…」
「むぅ…止めてしまった責任にあいつら倒してやるよ」
「えっ…たぶんムリだと…」
青年は長い黒い棒(ロッド?)を持った
7人の男がやってきた
「やっと追い付いた…メアリ様、戻りましょう」
このなかのリーダーである中年のハルセンが言い出した
「ふふ…この人を奪いたいならこのティアズ様を倒してみろ!!」
「誰だ!?貴様殺すぞ」
「…ほんと殺してくれればいいのにな…」
ティアズはつぶやいた