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前原 琉  2008-12-30投稿
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自己紹介をする私。いやぁ緊張したぁ。

席は1番後ろ…よしっ!しかも窓際!!前の席とか妙に注目されてそうでやだもんね。

席へと歩く。みんなの視線がこそばゆい

隣は男の子!!ナイス!カッコイイじゃん!

『よろしくね』
いい印章もたれるような笑顔で挨拶をした。

隣の彼は驚いた表情をして固まっていた。
別にそんな驚かなくてもいいじゃん…

女に免疫無し…とっ。

はぁ〜どっかにカッコイイ人いないかなぁ…

そうやって窓の外をのぞく。
私の趣味は人間観察。かわいい子をみるのもカッコイイ人チェックするのも好き。
でも周りの人は私の趣味は知らない。だって変な人って思われたくないし。


あれ??あの人…昨日の女の人だ。

昨日の美女が一人で歩いている
あの人なんっか怖いんだよ…って思いながらもキレイだから見入ってしまう。

するといきなりこっちを見られた!
むちゃビックリした!本来なら目を反らすけど彼女からは反らせない…

『気をつけて…』

口パクで言われた。

彼女が目を反らすと私も我に帰った。

怖いよぉ…


私は学校を終えて蒼真を迎えに言った。

相変わらずかわいい我が弟。小さいおててでぎゅって私の手を握ってボテボテ歩く。たまにこっちを見ながら目があうとニコッて笑う。

癒されるわ…

しかし…さっきからなんかつけられてる?

早めに歩くと後ろの足も早くなる…蒼真抱えて走るのは無理だ。いや…出来るけど捕まってしまうだろう。

『だれっ!?』

私は勢いよく振り返った。一か八かだった。

じっと睨む私。少しすると観念したのか正体を表す。

『あなたは…確か』
『宮下徹…』

隣の席の彼だった。

『安心したぁ〜変出者だったらどうしようかと…』
『………』

ストーカー!?かっこいいのに…実はむちゃタイプなんだよぉ…ほんとにストーカーだったらショックなんだけど…


『かのちゃ…おともだち?』
蒼真が不安そうに手を引っ張る。

『そうだよ(って言わないと子どもに説明がめんどい)…ってあれ??』

彼のいたところをみたら彼は既にいなかった。


逃げたな…
私の中で宮下徹のランクはどんどん下がっていった。



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