優美の所に、戻って来た。
「優美、後、一週間で、退院、出来るって!」
「嬉しい。」
「俺も。」
「優美も。」
5日。
「優美、後、2日だよ。」「うん。」
「早く、新一に会いたい。」
「…。」
退院の日。
「優美さん、退院・おめでとう。」
「先生、看護婦さん達、
今日まで、本当に、ありがとうございました。」
「いいえ。優美さんが、
元気で、退院してくれて、私たちも、嬉しいです。」「ありがとうございました。」
「優美、行こう。」
「うん。」
1時間で、家に着いた。
「ここは?」
「優美と俺の家。」
「入ろう。」
「うん。」
優美は、まだ、歩けないから、車椅子。
「ただいま。」
「優美、プレゼントが、
ある。」
「なに。なに。」
「目をつぶってて。」
「うん。」
浩輔が、優美の膝に乗せた。
「目を開けていいよ。」
「わぁ〜、犬だ。」
「優美、ゴールデンリトリーバって言う犬の種類、好きだって、言ってたから。」
「何で、知ってるの?」
「明日、教えてやる。」
「茎田くん、見て!
寝てる。」
「ホントだ。」
「あっ!!名前、つけないと。」
「チェリー。」
「茎田くん、チェリーは、どう?」
「チェリーか。いい名前だね。」
「うん。チェリー。」