あと2日。あと2日さえあれば、完全にキールの軍をつぶせる。
グリンガムはそう思えた。
「ガムル!ガムルはいるか!?」
「ハイ、ここに居ます。」
すぐに来た。
「これより、行軍を開始する。支度は出来ているな?」
「はい。充分で御座います。」
「では、全軍出発だ!」
「イエッサー!!」
戦車がまず動き出した。
その後に歩兵がついて行く。
戦闘機は、出発後先に着く事になるので
情報員として活動する事になる。
「この戦い勝ったも同然だ。」
そして行軍をつづけ、二日がたった。
ガムルが、自分の戦車に近づいてきた。
「報告します。敵の船が近づいてきました。
グリンガム様の言うとおりに、
ロケットランチャーを調達してきました。
これで迎撃します。」
「よし・・・行け。」
「イエッサー!!」
戦場となる場所は、半分が海だ。
敵は海軍中心、我らは陸軍・空軍中心だ。
敵は古い国だった。
近代兵器はまるで開発されなかったから、戦い方は
かなり多くの人間を使った白兵戦しかしてこない。
こちらの近代兵器100機あれば十分倒せる相手だった。
それから、40分がたった。
爆撃音が聞こえる。
その音にグリンガムは即座に反応した。
(勝った!これで我が軍の勝ちだ…。)