みんな誰だって恋をします
1人の男の子と1人の女の子。
そこで起きる小さなことで笑ったり泣いたり。
時にはドラマや映画のような信じられないようなことが起こったり。
これは今、旦那さんとなっている彼の腕の中で穏やかな毎日を過ごしている今だからこそ話せるホントの話
…20歳
私は初めて社会にでた。就職先はデパートの中の洋服の販売員。何もかもが新しい世界に思えた。
彼は学生のころウエイトレスのアルバイトをしてたときに一緒だった一哉。
背が高くて、声が低くてメールに絵文字なんて使わないさっぱりした人。面食いの私がいつも見とれるくらいかっこいい。
初めてのデートの時はまわりのみんなに見せびらかす気分だった。
付き合って半年、すごくうまくいっていた。ただ早く就職した私と違って彼はあと二年学生をしなければならなかった
昔から結婚に憧れていた私と、自分の道をきめていた彼との間には少しずつ溝のようなものができていたのかもしれない
続く