彼女が伝えたかった過去…それは‥
再び場面が変わった。
そこは
「ここは‥ベティ、お前と暮らした…」
「そうよ。あなと共に暮らした家…」
そしてしばらくすると
二階の寝室から悲鳴が聞こえる。
俺は急いで二階に駆け上がり、寝室に飛び込んだ。そこには…俺とベティがベッドにいる。
だが
「アンディ、もう耐えられない!
や、止めて!」
俺はベッドに寝ているベティに何度も殴りつけ暴力を振るっていた‥
すると、ベティはなんとか俺を押しのけベッドから飛び出し、下の階に降りていく。それでも俺は追いかけ、とうとうベティをキッチンに追い込んだ。
「ベティ…お前を信用していた。
だが、もう終わりだな…」
そう言った過去の俺はキッチンに置いてある包丁を持った。
「正気なの…あなた…」
その時
「ママーどうしたの?」
騒ぎに駆けつけた幼い兄弟の息子達が
来た。
「に、逃げなさい!」
ベティは必死に子ども達に言った。
だが、子ども達は呆然と立ちすくむ。
子ども達の目には今までに見たことのない残虐な父親の姿が映っている…
「ベティ、さよならだ…」
過去の俺はそう言い、ベティに包丁を
突き刺した!
「あ、あぁぁ…あ、アンディ……」
彼女は無惨にもその生涯を終えた‥
「ママーッ!!」
子ども達は泣きじゃくりながら
叫んだ!
過去の俺はベティを殺すと、次に子ども達に目をつけた‥
「ぱ、パパ‥‥」
「ママは天国に行ったよ。寂しいだろ?お前達‥だからすぐに一緒に居られるようにパパが天国に行かせてあげるよ‥」
すると過去の俺の容赦ない一撃が
子ども達を襲う‥
「ギャッ…ギャアァ…ぐ、ぐぅぅ…ぱ…パパァ……」
2人の子ども達は体中をめった刺しにされ大量の血を流し息を引き取った……
「ハァ、ハァ、は、ハァーハハハハッ!」
気が狂ったようにベティと子ども達の遺体をリヴィングに寝かせ、そして外から ガソリンの入ったタンクを持ってきて
それを部屋中にまき始める
一通りまき終えると…
ポケットからライターを取り出し、火をつけた。そして火のついたライターをリヴィングに投げ捨てた…
火は一瞬にして燃え広がりベティと子ども達の遺体を飲み込む。
続く