寝れないから何となく考えた話

野良犬  2009-01-03投稿
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私は魔女により造られた
半分怪物、半分人間の生き物だ。

私の使命は人間をすべて殺す事。

〜ある小さな村〜
ある女がいる。
彼女は最近多く出現する怪物を倒す旅に出ようと
前々から心に決めていた。

だが彼女を本当の娘のように世話をしてくれた
おじいさんが「危険だから、やめてくれ」と止めていたので、
行くことが出来ないでいた。

しかしここ最近相次ぐ怪物による
村人の殺害や誘拐により彼女の想いはよりいっそう
強くなっていった。



…そしてある日、とうとう彼女を世話してくれていた
そとに薪を拾いに行っていたおじいさんまでもが襲われた。

その後なんとか命は取り留めたものの
この小さな村の薬では助かる可能性は低いと言われた彼女は、

少し離れた隣り町の薬屋まで探しに行くことに決めた。

「おじい、待っててね、
すぐ薬を買って戻って来るから。」

そう言って彼女は
最近は昼でも道に怪物が現れるが多くなり
村人も今では殆ど行かなくなった
隣り町へ行く事を決めた。


〜そしてその時〜

『さあ、出来たぞ、
我が最高傑作!

私を悪魔扱いし、
私を町から追い出した人間供に
わたしの恨みを思い知らしてやるのだ!』


私はいったい何なのだろう?
目の前のこの老婆は誰なのだろう?

『フッフッフ…!
今まで人間と怪物を何十人、何百回と掛け合わして
やっとちゃんとした人の形をした奴が出来たわい…


…いや果たしてこいつは本当に半分怪物なのかのぅ?

外見が完全に人だから能力がわからないのぅ…

…よし、今までの出来損ないの
雑魚とでも戦わしてみるかのぅ…』


次の瞬間床が抜けた

此所はいったい何処なのだろう?
暗くてよくわからない。
そして少しずつ目が闇に慣れてきた

そしてそこにいたのは…、


人間でも怪物でもない、とてつもない異臭を放つただのうごめく塊だった。


その塊は一斉に私に飛び掛かってきた。

私はひらりと身を躱した
そして私はその塊めがけ足を振り、
そしてグシャッと言う音と共に塊は砕け散った。

そして魔女が上の方で呟いていた。


『上出来だのぅ…』



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