「優美、ドライブに行くぞ。」
「えぇ〜。ドライブ行くんですか?」
「おぅ。」
「チェリーも一緒だからんね。」
「当たり前だ。」
「出発!!!」
「新一、海に連れて行って。」
優美は、記憶喪失だから、頭の中が、新一の付き合っていた頃の記憶が、残っていて、浩輔の名前を新一って呼んでいる。
浩輔は、優美が新一の名前を呼んでも、気にしない。
本当は、すごく辛いのに…。
「新一。聞いてるの?」
「おーぉ。聞いてるよ。」「だから、海に連れて行って。」
「海に、行こう。」
「行こう。」
「ほら。チェリーも。」
「ワン。」
「優美、これからもloveでいようなぁ。」
「当たり前じゃん。新一とずーっと、いられるんだから。」
「だよな。」
「後、何時間で着く?」
「後、三時間。」
「ウソだ。」
「うーそーぉ。」
「ほらね。やっぱり。」
「本当の時間は?」
「後、30分。」
「ホントに、ホントに。」「ホントに、ホント。」
「なら、いいょ、」
「ほら。海に到着!!!」「うーわーぁ。きれい!」「ホントだなぁ。」
「チェリー、おいで。」
「ワン。ワン。」
「優美の方が、きれいだ。」
「冗談、言わないでよね。」
「冗談なんかじゃなよ。」
「あ〜あ〜あ〜。聞いてないよぉ〜〜〜。」
「もぅ、優美。」
浩輔(新一)と優美と
チェリーは、3人仲良く、遊んだ。
浩輔は、優美の記憶が、
戻る事を願いながら…。