「ハァハァ・・・。やっとここまでこれた・・・。あと、もう少し・・」
太一はかなり憔悴しきっている。
それもそうだ 今の今まで何人もの命を守ってきた、いや、救ってきたからだ。
・・・3日前、ポストに怪しい一通の封筒が届いていた。
「まずはおめでとう、といっておこう。そんな君たちにあるゲームをしてもらう。内容は簡単だ。ただ私たちがだすゲームをクリアすれば大金が手に入る。
だが、それにもし失敗してしまえばきみたちも所詮それまで 死んでもらう。
自信をもてばいい、君たちは選ばれた者たちだから。」と書かれたいた。
その時はただのいたずらかとおもっていたが、そうではなかった・・。
3日後の朝、突然黒服の男たちが家に入ってきて太一を連れ去った。
車での移動だった。その間、目隠しされていてどこに移動しているのかまったくわからない。・・・2時間ぐらい経っただろうか・・・。
すると突然、車から降ろされた。
「・・・ここはどこだ。」
目隠しをはずし周りを見てみると、とても殺伐とした風景が目を覆った。
太一はア然としている。
しばらくすると、
1台の車がやってきた。
車は太一の近くに止まり1人降ろされた。
その人も、この殺伐とした風景に困惑している。
次々に車がやってきて1台につき1人が降ろされていく・・・。合計で自分も合わせ5人がここに来た。
皆、平然を装っているが動揺を隠せれない。
自分も例外ではない。
しばらくすると1人の黒服の男が5人の前に現れた。