僕達は忍び脚で人影から離れようと試みた・・・
ワン!!
ビグッ
ボン『いっ犬ちゃんか?なぁんだ可愛い』
わん吉『あぁそうだ。僕はただの犬っっころよ』
背筋からザワザワザワと頭に昇る寒気と同時に僕らは逃げた
大樹『ぎゃー犬が!』
景奈『しゃべっった!』
辺りは見たこともない薄暗い森林地帯!僕達はそこに足を踏み入れ、大きな大木を見つけ、その陰に隠れた・・・
ドキドキッドキドキッ
マークン『ぎゃっ足が!』
マークンの足下を見ると小さな沼があり片足が、引き吊り込まれて行くではないか!!
慌てて、マークンの腕を掴み力いっぱい引っ張った!!
大樹『せーの』
ボン・景奈『そぉれ』
大樹『せーの』
わん吉『ワン!!』
ズポッ
足は靴から脱げ、脱出できたが!
大樹『ってワンって?』
ぎゃー!!また来た逃げろ〜
マークン『あっあそこに人がいる助けてェ』
ボン『助げて下さい』
景奈『ゼィゼイゼイ』
息を切らした、僕達は足下から、その人を見た。
スリムな黒のパンツ白のYシャツにジャケット
顔もなかなか男前だ。
しかし二つ不思議な光景がある・・・・
一つは手に持った、空っぽのお酒の瓶
もう一つは・・・・
ボン『たっ助けて下さい・・・ゼィゼィみんな息をきらして、逃げ場がないんです』
大樹『ヒィヒィこんなに走ったら息もきれる』
景奈『もう走れないわ。』
ボン『所でだいちゃんあの人の頭の小さな角は何かな??ゼィゼィ』
大樹『角だと!?』
角を見た大樹君は慌てて僕ら三人を抱え逃げようとしたが、息をきらし、みんなで転んでしまった・・・
角をはやした人は近付き
ドキドキッドキドキッ
そして遂に!!
テンテン『ぅう゛゛゛お酒をきらして、我慢してたらね゛ぅう゛゛』
ボン『ヒ~~きらして我慢したら…どうなッた?』 テンテン『ぅう゛゛゛角が生えてきだ』 そんな馬鹿な話があるか!!!
きらした違いか!オイオイオイ! このアルちゅー野郎が!
ボン『って・・・・犬が突っ込んだョ゛゛』
わん吉『ワン!』