青春(2)

nana☆  2009-01-05投稿
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『…寂しい?』


『ぇ?…何て?』


うまく聞き取れなかった
菊凪は勇気に聞き返す…。



………。



『だからぁ…』

グーにした手を口先に当て照れ隠しをする勇気。



てか…彼女に
こんな事聞くのか俺ッ!?

……と思いつつ


『会えなくて寂しい?』



……一瞬の沈黙…。



『ぇ??』

『お前…聞いてた?』

菊凪まじムカつくー(泣)




『あ…うん聞いてたよ?』

『………。』


『…ぇっと…うちが?』


聞くのが照れ臭いのか
俯きながら菊凪は言う。


『ん?』



『うちが勇気に会えなくて寂しいかって事?』



/////!?

面と向かって
言われた勇気は赤面に。

『まぁ…そうなんだけど』

また少しの沈黙


『……しぃよー』

『な…なんて?』

勇気は身長が自分よりも 15センチほど低い菊凪の顔をゆっくり覗き込んだ。


『?//だから寂しいって』

菊凪は真っ赤な顔を勇気に向けて言った。


『///!!』


(可愛い…。)なんて
思ったり思わなかったり。


『また遊びに行こーぜッ』
菊凪は勇気と目を合わせず軽く頷いた−。


うちは勇気との時間が凄い幸せだよ…。


この幸せはいつまでも
続くと思っているよ。


ケンカがあっても直ぐに
分かり合えるし…

慰め合う事も出来る。




『幸せ』



その一言だけだよ…。





って思ってた−。


(続)



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