僕達はテンテンに連れられ、酔楽天星城下町へ踏み込んだ・・・
テンテン『いやぁ有り難う御座います。君みたいなチビッがお仕事引き受けてくれるなんて、大した者だよ。よっチビだけど大物!』
ボン『いゃぁ照れちゃうよ』
大樹『ボン・・・褒められてね〜ぞ!』
景奈『結構失礼な大人・・・・』
マークン『へぇ城下町も意外と栄えるんだねぇ』
店主『テンテンさん生きのいいのが入りましたぜ』
テンテン『そうかそうか!セイがでるな今年一年よろしくな!』
景奈『結構人気あったりして〜ね』
テンテン『あぁ人気者だぁ。でもサインはやらんぞ』
景奈『やっぱキライ』
僕達は景奈をなだめながら王宮へ向かった
マークン『ねぇ〜テンテン?あれは何を売ってるの』
目の前には長い角が何本も売っていた・・・しかも、今まで見てきた商品よりも高額だ
テンテン『最初に教えた通り、我ら酔楽天星人は大人になると酒を飲まなきゃ角が伸びてくるんだ・・・そして伸びきった角を最後に抜かれてしまう・・・僕らのライフラインはまさにお酒・・・』
ボン『抜かれてしまったらどうなるの・・・』
僕は震え始めた
テンテン『抜かれたら・・・』
僕らは息を飲んだ
景奈『抜かれたら?』
僕は耐えきれず耳を塞いだ
ザンっ
テンテン『抜かれたら』ザンっ
ザンっ
わん吉『また生える』
『がーーーん!』
テンテン『がーーーん』
大樹『そこは死んどけ!しかもなんでテンテンまでびっくりしてんだよ!知ってたんだろ?落ち言うの遅いから、先越されたんじゃねか!』
テンテン『わん吉が喋った!』
『そこか!今更じゃねか』
ボン『おっ終わった・・・怖いのキライ゛』
大樹『あぁ聞かないで正解だ!地の底から手がいっぱい出るぞ』
ボン『ギャーギャー角抜かないで、僕がお酒の犯人みつけるがらぁあ』
大樹『そしてボンは喰われる』
ボン『ギャーギャーだいちゃんたすげて〜』
大樹『しかしなぜ命に関わらない角が高額で?』
テンテン『カルシウムだからな。また生えると言うが、生え続ければ、カルシウム不足でやがて死ね。だから高額で買う』
ボン『へぇ生えたの自分で食べたら一緒じゃない?』
テンテン『がーーん大革命少年だ』