---中学3年---
彼女とは付き合って1年と少したっていた。
手も握らなかった、青い恋…。
終わりを告げたのは、いや、原因を作ったのは俺だった。
突然にキッカケはやって来てしまった。
「としかず〜(>_<)
走るの速いよぅ。」
息をきらしながら必死に追っかけてくる。
「だって、急がないとまた遅刻するゾ!!」
「じゃあ、5分でいいから早く起きなよ?」
「おぅ、明日からな」
「はぁ、ハァ。
それ、何回目ぇ〜?」
「…わからん。」
「…今度から数えてやるっ(`o´)」
いつもと同じ…。
俺が寝坊して朝、学校まで走るのが、毎日の日課(?)になっていた。
結局、この時は遅刻して二人とも、こってりと怒られたんだ。
当時の彼女--由美は
俺のせいだーって言い続けてたのを覚えてる。
気が強くて、意地っ張り…
なもんで、くだらない喧嘩とかは、絶えなかった。
でも、まさか、終わりが来るなんて思わなかったんだ。
煩くたって、喧嘩ばっかだって、ずっと隣で笑ってると思ってたんだ。
由美、ごめんな。