ようこそ・・・・ワタシノ館へ・・・ヒッヒヒ
薄暗いお化け屋敷の入り口には、ボロボロに裂けた着物を着た白髪の老婆が座っていた・・・・。
老婆『ヒッヒヒ。ぼうや達ゃ。ここが恐怖のお化け屋敷への入り口だ。ヒッヒヒ』
血の気も弥立つ声だ
老婆『勇気があるのは結構な事じゃがなっ・・・・ここから先は、命の保証はなぃ、気をつけるんだぞヒッヒヒ』
大樹『じっ上等じゃね〜か』
僕と、マークンは抱き付き合いガタガタしてしまった・・・・
老婆『最初にこの札を授ける・・・・これはな、坊や達を助けてくれるかも知れない。大事な魔法のアイテムじゃヒッヒヒ・・・・しかしこの屋敷には無数の亡霊達がおる、使い方を間違えると、ヒッヒヒそう一番小さな、ぼうやが想像している通り、二度と帰れなくなるからせいぜい頑張るんじゃぞ』
僕達は二枚・・・・二枚だけ魔除けの札を貰い、その屋敷へと入った・・・・
札は大樹君が一枚と、一番ドジで危険が高いと言う理由で、僕が一枚持ち進む事になりました・・・・
そうあんな悲惨な結末が、僕達に襲いかかるなど、今は誰も知らなかった・・・・
わん吉『テンテンいいのか?あの子達に行かせて・・・・』
テンテン『あぁ仕方のない事。酔楽天星人では勿論、大人の人間には幽霊は見えないからな・・・。』
わん吉『生還率0%だぞ』
テンテン『何言ってる。お前が帰ってきたじゃないか?』
わん吉『まぁ・・・・・犬の姿になってな・・・・テンテンに騙されて、あの館に入り、酷い目にあった・・・・』
テンテン『もうあれから何年経つかな・・・・・・・本当に済まなかった・・・・そろそろ許して貰えぬか?わん吉?や』
わん吉『とうの昔に許してるワン!テンテンの国民を守りたい気持ちがひしひしと伝わるからな・・・・しかし、わんの友達が三人・・・・未だに屋敷をさ迷っておる・・・。それだけが心残りでな』
テンテン『もう言うな・・・・仕方がなかったんだ。』
わん吉『なぁ゛゛゛デンテン゛゛ウッいつかっいつ゛か、また゛会え゛るかなぁ』
テンテン『泣くなっ会えるさっ信じろ子供達の力を!』
わん吉『ワゥウウ゛゛゛゛゛』