その男の人はタクトだった。人がシホの回り囲んでいる。茜は人の間を割り込んでシホのところに行った。
遠くから救急車の音が鳴っている。その音がどんどん大きくなって、目の前で止まった。
「どいてください!
だれか知り合いの方はいますか?」
救命士の人がシホを運ぶ。
タクトと茜が
「知り合いです。」
と声をそろえて言った。
救命士…
「それでは一緒に救急車に乗ってください。」
二人は急いで救急車に乗った。
病院についてシホは手術室にはいっていった。
タクトと茜はシホの手術が終るのを待っていた。
タクト…
「茜ちゃんだよねぇ-?
せっかく時間合わせてくれたのにごめん。」
茜…
「私がのろのろ自転車こいでたからシホが事故にあっちゃったんだよ。も-どぉしよぉ。」
タクト…
「茜ちゃんのせぇぢゃないょ!大丈夫だからシホの手術が終るの待とう。」
茜…
「うん…」
手術中のラプンが消えて、眠っているシホが出てきた。
茜…
「シホぉ-」