日が登る。 いつもと変わらない、朝。 「やっば、また遅刻だよ!!」 朝飯も抜いて、私はいつも時間、いつもの通学路を駆け抜けた。 時間ピッタリ。 いつもならここで… 「やっほー、愛美。おはよー」 「…やっぱり会ったね。時間ギリギリだよ?里桜。」 「あ、やば。急がないと!」 …走り去る二人の少女。 その後ろの物陰に、一人の男が静かに立っていた。 「……嶋田愛美…13時間…」 そう呟くと、男はまた静かに消えた。
新着小説100作品 恋愛ミステリSFファンタジーホラーエッセイ日記ノンジャンル公募投稿作品アドベンチャー詩・短歌・俳句スポーツコメディ学園物その他管理人用