-NOIZE-

雪見薫  2009-01-08投稿
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日が登る。
いつもと変わらない、朝。
「やっば、また遅刻だよ!!」
朝飯も抜いて、私はいつも時間、いつもの通学路を駆け抜けた。
時間ピッタリ。
いつもならここで…

「やっほー、愛美。おはよー」
「…やっぱり会ったね。時間ギリギリだよ?里桜。」
「あ、やば。急がないと!」


…走り去る二人の少女。
その後ろの物陰に、一人の男が静かに立っていた。

「……嶋田愛美…13時間…」

そう呟くと、男はまた静かに消えた。

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