Rotten romance

毒苺  2009-01-09投稿
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Rotten romance

独りきり 歩く遊歩道。
はしゃぎ廻る子供たち。
路地の先には飢えた猫。
愛を求めて喘ぎ果てる。

首輪を捨てて 歩く遊歩道。
いつもの景色 少し変わり、
蘇る 幸せな日々。
ぬくもり探して歩き疲れて、

今日も相も変わらず 雨の音 心を支配して
苦しいから 肺に 深く息を吸い込む

虚勢を張って 強いフリ?
そんなこと 惨めなだけ
笑顔を振り撒いて いい人演じて
そんなこと 虚しいだけ
痛いなら「痛い」って言っていいから
もう そんな顔で僕を見ないで

ぐるぐる廻る 視界の隅で
変わらない景色 遡る記憶
支配された 脆いぬけがら
まだ 羽ばたけず 泣いている

理性で抑えて 優等生?
そうぢゃない 麻痺しただけ
涙を怺えて 紡ぐ醜い契約
そんなこと 無意味に等しい
愛されたい。 愛されたい。
どんなに願っても叶わぬ私は
所詮、玩具。

今夜も知らない誰かの膝の上で...



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