ボン君の不思議な大冒険9

うりぼう  2009-01-10投稿
閲覧数[419] 良い投票[0] 悪い投票[0]

僕らの足を踏み入れた場所は、更に館へ向かう為の庭が広がっていた。

景奈『ここ室内ょね?確か』

大樹『そのはずだけど・・・・』

ボン『じゃっじゃっ何で、空が真っ暗なのゥ~ウ』

さっきまでは昼、館内は夜・・・これは確かに建物の中であることを示していた。

ゴロゴロ。ゴロゴロ
マークン『雷までなるなんで、りっリアルなお化け屋敷ですね。』

景奈『ちょっとボン!抱きつかないでョ』

ボン『雷ぎらいダァ』

庭には噴水があり、石像が立っていた・・・・が

遠くから大樹はよくよく見た

大樹『気持ちわりぃアチコチひびが入ってるし、第一顔が恐ろしくリアルだ!』
噴水の真ん中に立つその子供の石像は目を瞑っていた・・・・

僕は不意に溜まった水の中を見た!

次の瞬間、水の中から無数の人の顔が浮かび出たではないか!!

それは八重歯をむき出し、まるで地獄から這い上がろうと、必死にもがくもの達の様だ

僕は恐怖のあまり動く事が出来ず、声も出せなかった

心の中では助けて助けて助けてっと叫んでいた

異変に気づいた大樹はボン?ボン?と声を掛けた

それを見た景奈は僕に近づき、ボンどうした?と言い水の中を覗きこんだ

景奈『キャーだいちゃん!!たすけて』
景奈が見た物は無数の顔の前に伸びた手である

大樹は急いで二人の腕を引っ張り、噴水から遠ざけた

景奈『助かったよだいちゃんありがと』
ボン『あぁ怖すぎるぃ。でも三人ともありがとうねっ。ってヘッヘマークンもう引っ張らないでよヘッヘ痛いョ』

マークン『ボン君ごめん僕助けてないよ・・・・』

僕の目の前には青ざめた顔のマークンがいた・・・・

じゃあ誰が僕の・・・・

僕は後ろをそっとみた


『ぅ゛゛う゛゛こっちへ来い!!ごっちへ』

ボン『ぎゃーだだだだだいちゃん!!〜引きずり込まれちゃう゛゛゛』

そこには青緑の肌をしたものが僕の手に絡まりついていた!!何人も何人もが絡まりあっていた



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 うりぼう 」さんの小説

もっと見る

アドベンチャーの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ