買い物を済ませた4人は、明日出発する準備を終え、『ナヤ』に来ていた
―「えっ?あれ酔いざましじゃないの?」
メアリがアクアに聞いた
「ああ…オレが代わりに酔いをうけたんだ」
「酔ってたの?」
「あの量じゃオレは、酔わないさ」
シードラは完全に酔い眠ってしまった
―「そういやぁ、ティアズに聞きたいことがあるんだ」
アクアはティアズに言った
「お?なんだ?」
「昨日お前の戦い見たが、なぜロッドで戦うんだ?」
「お目が高い…あの2人は言わなかった…」
「えっ?理由あるの?」
「もちろん、あるさ…」
――オレは目を覚ました
わからないが、ベッドの上だった
「ティアズ!目を覚ましたのね!」
姉が横にいた
「えっ…」
「村の人、みんなよ…ヴェルも…父さんも母さんも…」
姉は隣村で働いていて無事だった
「うそだ……そんな…あり得ない…」
「ティアズ…」
「もう何もない―――全てがもう――いや…死にたい」
「残念だが駄目なんだ」
黒い長髪の髪に黒いローブさらに黒い杖の男が来た
「不幸か幸か、君は生きてる…不老不死になってだが」
「なに、言ってんだ?」
その魔術士は旅人で偶然隣村に来ていた、名は『ゼロ』と言った
ゼロはティアズに不老不死について話した…永遠的に17であったり、永遠的に死なないことや、仮に肉体がなくなれば魂だけの生き霊になることだとか、どうしても解くなら、呪いを行った者に呪いを解いてもらうか、殺すかとか…
「オレは探します…あいつを」
「止めはしない…だがティアズ?」
ゼロはティアズに尋ねた
「どこにいく気だい?」
「いろいろな町とか…」
「なら『魔法使いの村』に行って『ゼスト』という人を尋ねなさい」
「わかった…ありがとう」
「待て!」
出発仕掛けたティアズをゼロは呼び止めた
「受けとりなさい…私が使っていた相棒だ(棒だけにな)」
ゼロはティアズに黒く長いロッドを渡した
「きみの『死の旅』の成功を祈る」
ゼロは最後にティアズに言った
「オレの『死の旅』の始まりだな」
ティアズはロッドを持って呟き、目的地と全く違う道を歩きだした
――しかし、最終目的地は15年間、変わることはなかった