罪の償い ∽結婚∽

ウタマル・ボンド  2009-01-11投稿
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彼女の嘘

俺は、40歳。
彼女は19歳。


つい最近まで、同棲をしていた。

幾度となく以前からの彼女の嘘を見破った事からまた、疑ってしまい、彼女は家飛び出し実家に帰ってしまった。

あれだけ一人になりたかったが、いざいなくなると、8畳一間が広く感じる。

『別れよう』と言ったわけでは無いが、事実上別れた事になるだろう。

彼女には、18歳の彼氏がいる。

或るサイトの彼女の日記に『彼氏と寄りをもどした。春には一緒に住む』とあった。

完全に終わった。


ある日、彼女からメールが来た。
彼女は、私が働く会社の現場のアルバイトをしている。
『いつから現場入れる』
このメールがきっかけで、話す様になった。数日、私は彼女を忘れる為に自分の気持ちを押し殺し、彼氏との関係を応援するかのメールを送り続けた。
そして、俺なりのケジメとして、呼捨てをするのを辞めた。
すると、彼女は、『他人なるのは嫌、』とメールをしてきた。
そして、お互いの気持ちをぶつけあった。

もう、どうしようも無いが、連絡は取り続ける事にした。


次の日久し振りに彼女の顔を見る事が出来た。
とても嬉しかった。

現場に行く途中、18歳の彼氏からメールが来た。
『僕も入ってもいいですか?』
彼も同じ現場のアルバイトだった。

私は、恥をしのんで正直に『辛いから遠慮して欲しい』と伝えたら、『プライベートを仕事に持ち込まないで下さい。』と言われた。
イチャイチャ振りを見せつけるつもりだろう。

確かにそうだが、私には時間が必要だった。
そうこうしている間に現場に着いた。

すると、彼女に家から電話が入った。
愛犬が急変したらしい。
急いで彼女は帰る事になり、駅まで送り、見送った。

私は、仕事を続けた。



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