『はやぐごっちへぇぇぇ』
噴水からは青緑の腕が無数に出てきて、ついには頭の様な部分が少しずつ・・・・少しずつ見えてきた
みんなは僕の腕を力いっぱいひっぱり僕の体は引き裂かれてしまいそうだ
景奈『今助けるからねっ』
大樹『ボン泣くなボン!』
本来僕らの想像するお化け屋敷とは、一組のお化けが、登場し、一息ついてまたお化けが一般的だろう
しかし・・・・・・・・僕の前方に飛び込んだ光景はモサモサのヒゲを生やした大斧を持った大男だ!
ボン『みんな、まっ前みて前!』
マークン『ヤバイょみんな殺されちゃうんだ!!』
大樹『マー早くボンを引っ張りだして逃げるぞ』
マークン『・・・・・・・・・・・』
景奈『でもだいちゃん!ハリポタのもじゃヒゲにそっくり!もしかして助けにきたのかも』
マークン『・・・・・・・・・・・・』
大樹『ありゃ作り話だ!期待するな早くボンを』
マークン『・・・・・・・・』
景奈『でも、あっあいつ立ち止まったわ』
斧を持ったもじゃヒゲの男は立ち止まり、次にニッコリと笑った
大男『ギャマー!!子供は数の子元気な子??ご飯に乗っけてぇぇいただきまぁあああ』
ボン『ギャマーだってゥウ死ぬゥ』
マークン『もう無理無理無理無理無理無理無理無理無理』
マークンは僕らの手を離しし入り口に向かって逃げ出した!
大樹『マー!!マー!!チクショウこんな狂った屋敷じゃぁ入り口は開かねぇぞ!』
入り口へ走るマークンを追い大男は斧を振り回しながら走った!
ボン『だいちゃんだいちゃん助けて目が目がない!!』
噴水から出た頭は顔を露わにしたが・・・・目がない目で涙を流し震える表情だった
大樹『クソッ!!景奈景奈』
景奈『だぃ・・・・マーが・・・・』
大樹『しっかりしろ!景奈!・・・・景奈よく聞け。この屋敷は普通に考えていたお化け屋敷じゃないぞ!下手したら本当に帰れねぇ!出口を出口を探すしかない!テンテンにはわりぃが銘酒探しは二の次だ』
景奈『うん・・・・』
大樹は自分の札を景奈に渡した
大樹『お前がマーを助けるんだ!!!行けぇ!!!』