嵐のような石像の言葉に、ボンの手を離してしまった、大樹は何も言えなかった・・・・・・・・
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景奈はマークンに追い付くには、斧を持った大男を足止めする必要があった。
景奈『どうしよう・・・・札は貰ったものの、まだ屋敷の中にすら入っていないのに・・・・使えないょ。恐怖の寸前までは』
マークンは遂に入り口についたが、その扉は開く気配がない・・・・
ドンドンドン!ドンドンドン!
マークン『お願いします開けてくれ!開けてくれ!もう帰りたいんだ!!開けてくれぇえ』
大男『ギャマー!まぁウケる子供。俺は入り口を見張る者!!大魔女ビガーデル様からは、逃げ出すものは、数の子、ご飯のおかずにしていいと言われた!俺はご飯大好きなんだ』
マークン『アワワワワ!』
大男『残念だが扉は開かねーぜ!そうだ!俺はご飯大好き大男!あっご飯を炊かなきゃ』
そう言うと大男はマークンを捕まえた
景奈『待って!!!ハァ・・・ハァ』
マークン『げぃなじゃぁあん・・・・』
景奈『マーは本当に馬鹿!空気読めなすぎだわ』
マークン『うっゴメン・・・・ボンは?』
景奈はその後の状況など勿論知らなかったが、機転を効かせた
景奈『ボンなら私達より先に屋敷向かったわ!だいちゃんと一緒に!今のマーはボン以下の泣き虫ョ』
大男『話しの途中だが、俺は行くぞ!おかずは一人いれば、充分。お前は違う奴に喰われればいいさ』
景奈は自分の鞄からあるものを取り出した
景奈『あなた!これを見たことある!』
景奈の手にはおにぎりが
大男『おっ米か?なんだ?その形は』
景奈『これはおにぎりと言ってね・・・・』
大男はすぐさま景奈から取り上げようと走ってきた!が
景奈『待って!それ以上近付いたら私が食べてしまうわ』
大男『くっ!気になるが、小さい!そんな物腹の足しにもならん』
景奈『ならいいわ!!私が食べる。しかしおにぎりとはただのご飯ではない。中には美味しいおかずが入っている!あぁ今日の=あれ=は食べるのが勿体無い位だわ』
大男『くっ!中身は何だ!』
景奈『教えないからおにぎりなの!食べてからのお?楽?し?み??』