エンブレム〜序章〜?―?

S・U  2009-01-11投稿
閲覧数[250] 良い投票[0] 悪い投票[0]

「…はあ〜」
腹減ったなぁ…。
「…」
今日の晩飯何かな…。
「…」
また、麦飯食いたいなぁ…。
「…」
「…あのさ」
「…?」
「何でここに居るんですか?」
「…暇なので」
淡々と正座したままで奏はそう答えた。
「…邪魔ですか?」
「ああ…凄い邪魔だ」
と、言おうかと思ったが、流石にその無機質な目に対してハッキリ言えるわけもなく…。
「いや、別に」
スルーすることにした。
「…」
…しかし、この現状は中々可笑しいよな。
俺はベッドの上で寝転んでて、奏は部屋の真ん中でそこら辺に積み上げてた本読んでるし。
『自閉症 うつろな砦』
あれって確かタイトルが気に入ったから遼から借りてみたけどよく分からなくて積んだんだよな。
内容なんだっけ。
助けられるなら助けられるってのだったかな…。
いや、最初と最後の数ページしか読んでない俺が何か言うべきじゃないよな。



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 S・U 」さんの小説

もっと見る

ファンタジーの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ