大男を眠らせた景奈とマークンは、屋敷の中に足を踏み切れた!
ドアはミシミシと音を出し古い建物なんだと、あらためて感じた・・・・
すると二人が見た物は、暗闇の中で大樹が椅子に座り、先に待っていた様子だった
マークン『だっだいちゃんゴメンね・・・・僕一人逃げ出して・・・・あのぉ・・・・ボン君は?』
大樹は何も言わない・・・・
景奈『ねぇだいちゃん・・・私達も無事だしさ、マーも謝ってるんだから許してよ。ほらっお札だって使わず救出したんだから』
マークン『すっ凄かったんだよ景奈チャンは。』
大樹『黙れマー!!!!お前が逃げたせいでな!!ボンは・・・・ボンは!!そうだ!ボンはお前マーのせいで!』
二人は黙り込み、体は震えだした・・・・
マークン『うっ嘘だよねっ゛゛だっだいちゃん嘘だよね!』
大樹はマークンに近付き、襟を強く引き上げ言った
大樹『嘘や冗談なら、どれだけ楽なんだよ!あァア゛゛マー!言ってみろ』
景奈『やめてだいちゃん』
景奈は二人を止め更に大樹に問った
景奈『だいちゃんなんで!なんでお札使わなかったの!ボンがボンがそんな状況ならお札使って助けてょ!』
大樹『それは・・・それはボンが持っていたから使えなかったんだょ。そうだ景奈!札は俺が預かる!こっちによこせ!』
景奈は少し黙り込んでしまった・・・・
マークン『だいちゃん御免なさい僕のせいで、ボンがボンが』
大樹『泣くなマー!ボンの事はみんなのせいだし。怒って悪かったよ!!あっ、さっき、休憩出来そうな部屋見つけたんだぜ!オモチャも沢山あったぞ』
マークン『うっうんゴメン・・・・オモチャいっぱい?』
大樹『ああ゛゛楽しいぞ!!景奈も行くぞ!』
二人がその部屋に行こうとしたつぎの瞬間だ!!!!
景奈はマークンの手を引っ張り!大樹に言った!
景奈『あんた誰!!だいちゃんは友達居なくってすぐ一人で屋敷探検なんかしないわよ!!第一お札はボンが持ってたからしょうがない?ふざけないで!本当のだいちゃんならボンからお札奪ってでも助けるに決まってる!!』
大樹『クックックヒヤッハッハ!強気な女の子!嫌いじゃないわょ』
大樹に化けていたのは三つ目の女の化け物だった!