アイ 3

あいこーる  2009-01-12投稿
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「おーい、誰だ、今日の日直は!?」


ぎくっ
ヤバい‥。

「あ、はい、あたしです。」


「何やってんだ!
早くこのプリントを生徒分、印刷室で印刷してこい!!」


うるさいなぁ…。
そんなデカい声ださなくても、聞こえるし…。

「はぁい。」


そう言ってプリントを手にとって、3階の教室から、1階の印刷室まで、少し小走りしながら、降りていった。


「うわ…。」


1階の廊下には、誰一人としていなかった。

すぐに印刷室に行って、プリントを印刷したけど、結構、重い。

「最悪だ。」

ボソッとつぶやいたけど、何も、どうにもならない。

すると、あたしと同じ2年の玄関の方から、物音が聞こえた。

誰か、いる?


すると、一人の男子が出てきた。


やった。


「ねぇ、このプリント、運ぶの手伝ってよ!」

…。

なに、この間。


「いいよ。貸して」
そう言って、あたしが持っていたプリントを半分、持ってくれた。

「ありがと…。」


その彼は、あたしと一緒に3階の教室まて、プリントを運んでくれた。

「じゃ。」

そう言って、彼はあたしとは違ったクラスに入っていった。
D組。


「サワキ、コウ‥?」

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