高校生活
｢あたし、B組だぁ!｣
美梨が嬉しそうに抱き付いて来る。
｢あたしもだ!!｣
｢嘘!!やったねぇ!!｣
美梨とあたしは、嬉しさに叫んでいた。
中学の時も3年間一緒だったけど、あの時は楽しくなかった。
そういえば…あの人は何年なんだろう…
聞くの忘れちゃった。
まぁどうせ会うこともないし…いいや。
｢奈緒ー!早く行こうよ☆｣
｢うんっ♪｣
ﾀﾝﾀﾝﾀﾝ…
階段を上がって
二階にある教室。
ガラッ
｢奈緒!?｣
｢えっ!?｣
突然名前を呼ばれ、
慌てて振り向くと…
｢もしかして…理彩?｣
｢そうだよぉ〜♪あれっ!美梨?｣
｢理彩ぁ〜♪めちゃ久しぶりぢゃん!!｣
神崎理彩は、中学からの友達。
美梨とも仲が良くて、3人でよく出かけてた。
｢奈緒たちもここ高だったんだぁ…｣
｢理彩ぁ〜この子たち誰ぇ?｣
｢あ、紹介すんね☆｣
｢奈緒です☆｣
｢美梨です!!｣
｢あたし、笹岡実結です☆よろしく｣
｢あたしは浅井梨歩でーす♪｣
｢ウチは佐藤彩です!｣
｢よろしくね☆｣
すぐ仲良くなれた。
皆優しくて…
いい人だなぁって
思えた。
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