ささいな嘘…。
ミュウが
「里英先輩…久原先輩と
付き合ってますよ〜吉良木先輩とは遊びって言ってました〜。」
信じるかそんな話…。
「里英先輩の事は忘れて
私と付き合いましょうよ!」
僕は根拠のない話をなぜ?あの時、信じてしまったんだろうか…。
悔やんでも悔やみきれない…。
あの日、買った時計を道を歩いてた…子供に上げた。
数日後…気持ちはなかったがミュウと飯食いに…。
街を歩いていたら…。
里英ちゃんが目の前に!
泣きながら走り去った…。その日、以来、会わなくなった…最後の姿…。
学校でも会わなくなって…辞めたとか…噂だけ耳にした…。
僕は今の会社に就職し、
必死に働く中…恋愛も忘れ里英ちゃん…ミュウの事がゆっくりと心の何処かに
消えて行った…。
でも、今となっては…。
仕事も会社も…。
死滅した感じで何もかも、失った…。
虚無感…。
今、残る物は…。
殺人犯のレッテル…。
希望がない…。
何もやってない…。
そして…。
耳をうたがう事件が…。
ミュウが背中を刺されて、死亡したニュースが飛び込んで来た。
もはや驚く気力もなかった…。