AIT#34

速見  2009-01-12投稿
閲覧数[458] 良い投票[0] 悪い投票[0]

ダルはヘリウムの攻撃を避け続けるがその間にニッケルは下へ行ってしまった

「あのさ、そこを退いてくれないか?」

ダルはアホらしいが一応聞いてみるが当然……

「答えはNooo!」

ヘリウムは当然の答えを叫んで答えた。

(やっぱり)

ダルは顔を真っ青にして思った

〜エド〜

(あいつライフル以外にも銃を持っていたのか)

エドはサポーターがとっくに避難した客席に身を隠しながらマシンガンを打ちまくっているウランをチラ見する

(けど、発砲したのは正解だったね)

エドは内心ホッとした。しかしエドはその事を思っていると一つの疑問がうかんだ

『彼女に銃で脅し付けると彼女は足がすくんで何の抵抗も出来なかった』

ニッケルのセリフがエドの脳裏を過ぎる。確か屋上にいた3人のうち1人は筋肉マンもう1人はどこにでもいそうなおっさん。そして20代後半の男の武器は銃!

そこまで思い出したエドはある推論に行き着いたと同時にマシンガンが弾ぎれしたみたいだ

「お前か!?M.Tを銃で脅した奴は!?」

エドが声を張り上げて聞くと

「M.T?あぁあの人質になっていた小娘の事か?そうだと言ったら?」

ウランは余り覚えていないふりをしてヘラヘラして答えた

「なっていただと!?彼女をどうした!」

エドが珍しく喧嘩口調になり息遣いも荒くなる

「さぁな。死ねば会えるんじゃねぇ…か!」

そう言ってコートに隠していたマシンガンでエドに向かって発砲した

「クソッ」と悪態ついて慌ててしゃがむ

「さっさと死ね!」

さっきとは打って変わって冷淡に言うと

「そう簡単に死んでたまるか!」

何とエドは先程までの声とは全く別の所から現れ発砲した。「グッ」とウランの両肩に着弾してマシンガンを落とした

「声はあそこからしていたはず」

ウランがそう言うと

「これを使ったまでさ」

と言ってウランの近くまで来たエドはダルの携帯を見せた。ウランがエドの声がした方を見るとそこにはエドの携帯があったのだ。2人の携帯を電話で繋げエドの携帯をスピーカーモードにし携帯を通じてウランと会話をしていたのだ

「両肩を撃たれたら十分持てないだろ?さぁM.Tの場所を教えて貰おうか?」

エドはウランの額に銃口を向けて聞いた



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 速見 」さんの小説

もっと見る

アドベンチャーの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ