幾つもの星の彼方からやってきた円盤型の物体が空から舞い降りる
光の中から現れたのは…
映画のスクリーンから出てきたような形がない空気だった
正確に言うと空気の粒子で出来たような人間だった
その人が僕に話し始めた
「金を貸してくれ…」
「お金は持ってません」
「嘘つくな、その場で飛んでみろ!」
「本当に持ってません…」
「嘘ついたら光の光線で焼き殺すぞ!!」
少年は1万円を差し出した
1万円札は光に吸い込まれたのと同時に円盤型の物体も一瞬で姿を消しのであった