next大樹
大樹たちは大広間から、ビガーデルの間へ行くためには、子供部屋を通り抜け、出口2の前を通らなければならない!
どんな妖怪がでるのかと、ドキドキしていた
しかし・・・・今までとは違いすんなりと、子供部屋の前にたどり着いたのだ!
景奈『おかしいわね拍子抜けだわ!』
大樹たちは子供部屋の扉をあけ踏み込んだ!
中をみてゾッとした!中では子供の霊体のような者たちが数人いたのだ!
マークン『ゆっゆっ幽霊だ!!!』
テン吉『しかし様子がおかしいな??』
みんな楽しそうに踊っている!
子供の霊『石化から解放されたぁ!みんな踊れ!歌え!滅多にないぞ!またいつ、石像に戻るか解らないんだぁ!!!』
大樹『石像に戻る?さっぱりわからん』
そう・・・。大魔女ビガーデルが屋敷不在により、魔法の力は弱まり、この部屋まで妖怪や魔物がでないのは勿論、呪いで石化された人間の子供の霊魂は解放されたのだ・・・しかしそれは、ほんのひと時である事を霊魂達は知っていた・・・・
不意に、わん吉は叫んだ!
わん吉『たかし?たかしじゃないか?俺だよ俺!きっちゃんだよ!タエコまで居るじゃないか!』
たかし・タエコ
『あんただぁれ?人面犬の知り合いはいないよ』
わん吉『きっちゃんだってば、ビガーデルの呪いで犬になっちまったんだ・・・・会いたかった!ケンタはどうした?』
子供の霊魂
『ギャー゛゛ギャー゛゛゛ビガーデル!怨怨怨怨怨ギャー゛゛゛゛ギャー゛゛゛゛』
景奈『ちょっちょっいきなりどうしたの!』
楽しいダンス会場は一瞬にして、戦場の上に立つ子供達の様になった!!
ビガーデルという言葉は禁句の様子だ!!
そんな中血相を変え叫んだ男がいた!
テン吉だ!!!
テン吉『おい゛゛!大樹!ボンの、ボンの気配が消えたぞ!匂いもしね〜』
大樹『なにぃ!!』
マークン『ここ殺』
大樹『マー!それ以上言ったら』
景奈『だいちゃんやめて!まだそうとは限らない!』
霊魂『フフフッ僕らみたいに出口間違えたのかもねっ』
たかし・タエコ霊魂『ねぇ゛゛本当にきっぢゃんなら僕らをたすげてょ』