飛行機の中、目を閉じると鮮明に思い出す。夢に溢れたパレード、彼のこと…
その時ギューと手を握り、温かく微笑み
『私がついてるから、想う存分頑張って?』
と言ってくれた親友はなによりもずっと輝いて見えた。本当の宝物だ。
『ありがとう』
無事に飛行機を降り、家に戻り、荷物を整理するのを後回しに写真を現像した。
どの写真を見ても、笑い声が聞こえてきそうな位…
その中で彼と二人の写真を見つけた、
『あれ?こんなの撮ったかな?』
写真の中で笑う二人は懐かしいような…
でも数時間前の出来事…
夢の出来事…
…写真を握ったまま、眠りについた
夢の中で声が聞こえる
『ん?電話…?!』
飛び起き携帯を見た時、心臓がドキドキした…
彼からだ!!
私は息を調えでると、
『もしもし、寝てた?遅くなってゴメンね、起こしたなら、ねて?』
『切りたくない、電話嬉しいから話していたい』
ベットの中で一時間ほど話して、幸せな気分のまま眠りについた
そぉ、彼との現実が始まった、夢が、ハッキリした現実になったのだ…