「はぁ…もうやだ…」
2階に上がって
自分の部屋のドアを
ゆっくり開ける。
ガチャッ…
「奈緒♪」
「うわぁぁぁ!!!」
ドクン…
ドクン…
「あはははは!!やっぱり驚いた!?(笑)」
なんとそこには弘樹が…………。
人のベッドに乗ってクッションを抱いてるし。
「何してんの(笑)」
「えー?だって奈緒のお母さんに入ってもいいって言われた♪」
「…そっかぁ…」
ボスッ
「ひゃあぅ!!///」
「なんかあった…?」
少しかすれた声で
聞かないで…
泣きたくなるから…
「…何でもないよ?」
「…でも泣きそうな顔してるよ…」
ギュッ…
「弘樹…?///」
「我慢すんなよ…」
「だって…弘樹に…迷惑かかると思っ…た…」
「かかんねぇよ…俺が守ってやるから…」
「ありがと…う…」
ピンポーン♪
「誰か…来た…」
涙で濡れてる頬を拭いて、下へ降りようとした……。
グイッ…
「きゃっ!」
「行かせない…」
「え…///」