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不思議な男と会った。
酒気を帯びていたが、なにか悲しい感じがした。
そして何か凄いものを背負っているという感じもした。
ペイルは、ふと流天領を思い出した。
（最初っからあのお方についていれば
俺の人生も変わっていただろうに・・・）
自分の中では、
グリンガムなどどうでも良かった。
だが、やつの最後には部下として
「世話になりました。」といった。
何故あんな言葉がでてきたのかはわからないのだが。
何故、あの人が先に
死ななければいけなっかったんだ。
最近、こんな事をよく考えている。
だが、自分が今一番気になっているのは
あの、キールとかいう男だ。
やつは、天才のほかの何者でもない。
今は、ただの軍師だが、
やつはいずれ自分の将来に何かをもたらす。
そんな気がしてならなかった。
（俺は、一体今何をしているんだ。
こんな事ばかり考えていないで
何かほかのことを考えてみたらどうなんだ？）
自問自答してみた。
答えが帰ってくるはずもない。
やはり、放浪の旅が一番いいのか・・・
そう思い立つと、荷物をまとめ始めた。
「何か」を捜し求めてやる！
俺の、「蒼眼」にかけて！
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