199*年の冬に幼稚園児くらいの男の子が急に行方不明になった。
公園で近所の子供達と仲良く遊んでいた時のこと。
夕方5時には帰ってきなさいと言ってあるのに帰ってこない。
あまりに遅いので母親が心配して公園へ見に行くが誰もいない。
近所のお友達の家を一軒ずつまわるが
お友達は皆夕方5時には帰っていて皆同じ時間にバイバイしたと言う。
うちの子だけ帰ってないとわかるとすぐに警察に連絡して捜索願いを出して貰った。
2年後
一体どこへ行ったんだろう。
1日たりとも忘れた日なんてなかった。
今すぐ抱き締めたい気持ちで一杯のその夫婦が
ある日ある番組を観た。
占い師が行方不明の人を捜してくれるたまにある番組。
もしかしたらと希望をかけて手紙を送ってみる。
数日後電話きた。
いついつに来て下さいとの事で向かったテレビ局。
色んな説明を受けてるうちに番組的には胡散臭いが、占い師は本物とみた。
そして早速捜索が始まる。
占い師が子供の身に付けていた物など持って目を閉じた。
いったいどれくらいかかるんだろうと思った矢先
占い師が急に涙を流した。
父親「どうしたんですか?」
少しの沈黙が続き
数分後占い師が口を開いた。
占い師「息子さんは世界中にいます。」
夫婦「え?どういうことですか?」
占い師「ですから、世界中にいるんです」
と、また同じことを言うと占い師は泣き崩れ一旦番収録が中断された。
占い師が落ち着いた数時間後もう一度質問をした。
母親「世界中にいるってどおいうことなんですか?生きてるんですか?」
占い師「息子さんは誘拐され体の臓器などを解体された後、世界中に売り飛ばされた。その息子さんの臓器で生きてる子供達が世界中で生きています。」