あの意味不明な鍵の集まりは…?
あの鍵がポストに届くようになって…僕の人生は傾き深い穴に落ちた…。
しかも、最悪な形で…。
久しぶりにポストを開けると保険のチラシの中に
例の封筒が…。
怖くて開けずにいたポストに鍵二本…そして殺人予告いつもクールな冷たい印象があった手紙だが…。
「アンタノマワリノトウジョウジンブツハスベテケシテヤルソシテサイゴハオマエダソウカンタンニハコロシハシナイゾ」
完全なる予告と挑戦状と認識した…。
逃げても無駄…。
僕に関係している人物で
まだ死んでないのは里英ちゃんと…。
考えるのはよそう…。
辛くなるだけだ…。
この手紙を警察に届けても相手にしてくれないだろうな…僕が殺したと思ってるに違いない…。
殺されるのを待つだけなのか…。
買いだめしては食料も底をつく…そして予算も気力も…限界だ…。
僕は何年何月何日何曜日
何時何分といった概念が
頭の中から消え…ただ、
カーテンからこぼれる日の光で朝か夜かを感じでいた…。
恐怖と共に…。
いつか訪れるであろう…。殺人鬼を待って…。