世界が色付く
真っ白い季節に
君は静かに目を閉じて
僕を想った
そして
心の底にある
僕の微かな光を
感じてくれた
『どうせわかってくれない』
僕から出る言葉はいつもこんなだったのに
君は僕の気持ちを理解しようとしてくれた
手を取り歩いてくれた
いつも最後まで話を聞いてくれた
笑顔でいてくれた
こんな季節は二度とない
こんなに温かさを感じたのは
君といるこの冬が初めて
もう二度と返ってはこない
この季節
嬉しい気持ちを
ただ
ただ噛み締めた