その突発的な藤宮の申し出から…
俺達は朝早く来て学校で勉強する事になった。
でも、なんで藤宮がそんな得にもならない事をするのか不思議だった。
だって、結局の所、勉強するとは言っても教えてもらうだけの俺…
---二日前、放課後---
「え、明日から?
藤宮さんと…?なんでまた、そんな事に…?」
無理もない反応…?
「わからないけど…
結構、有難いよなぁ。藤宮、頭いいし♪」
「としかずの事、好きなのかも…」
「は?何?不安なの?全く、女は無理矢理そういうトコに繋げるよな、別にいいだろっ。もう、そういうのウザイ…」
いつもなら言い返して来るのに、そのまま黙ったまま俺達は互いの家に着いた。
言い過ぎたかな。
…とか思ったりもしたケド、明日の事を考えて予習しておかないとって。恥かきたくないし…
この時、由美からメールが来てた。
気付いたのは朝になってからだった。