ねぇ・・・秀
もう・・・
世界が終わってしまえば良いのにと、思うほど・・・
辛くてたまらないよ・・・
心が・・・
今にも壊れそうで・・・
こんなに・・・
こんなに悲しくて・・・辛くて・・・
こんなに涙が尽きないなら・・・
私はもう・・・
二度と誰かを好きになったりしない・・・
二度と・・・恋なんか・・・したくない・・・
それだけ全てをかけて・・・
私は・・・あなたに恋をしていたんだよ・・・
どうしてこうも、辛い場面に遭遇するのかな・・・
秀の事を・・・避けようとすればする程、
近くに居る機会が増えていく・・・
まるで・・・神様が与えた、避けては通れぬ試練の道のように・・・
今日・・・あなたは・・・
『今日誕生日なんだよね』
って・・・言った・・・
【1月18日】
初めて知った、
あなたの誕生日・・・
そんな大事な日に・・・
二人だけの休憩・・・
久しぶりに、秀と二人で話しをした・・・
行き詰まって逃げ出したかった・・・
だけど・・・
秀に・・・
『誕生日おめでとう』って、言ってあげられた事が・・・凄く嬉しかった・・・
心のどこかでは・・・
秀と二人きりになれる事を・・・望んでいたんだと思う・・・
三度目の偶然・・・
結局・・・
何の意味も無かった・・・
ただの・・・偶然・・・
だけど・・・
過ぎてから知らされるよりも、誕生日の当日に・・・
一言でも、祝ってあげられた事が・・・
何よりも嬉しい。