車のスピードをあげる誠一。
カブスは卒倒しているジェイを見て、「こぉ〜ら!ジェイッ!起きろッ!」
足で蹴りあげる。
《アレだ!!》
カブスは診療所の駐車場に停めてある【片平診療所】と書かれた軽ワゴン車をみつける。
駆け寄るカブス。
鍵が付いたままである。カブス「よっしゃ―!ジェィ!早く乗れ―!」
カブスはジェイを車に乗せ車を急発進させた。
カブス「くそっ!どこ行きやがった!..はやく検索しろ!ジェイ!」
J「ァ..オ.オ.オモテサンドウカラ..ウラドオリ..
チュウカガイニ..シンニュウチュウ...ウ」
カブス「了解!」
【ベンツの車内】
片平「..あぁ.いててっ..首がっ..腰がぁ!」
誠一はミラー越しで後部座席にいる片平に向かって
誠一「おい大丈夫かオッさん!」
結花「よかった!生きてたぁ!」
片平「しかしアヤツらは..何なんじゃ!」
誠一「このままだとまたアイツらに見つかるな...たぶんお嬢に発信器が付いてるな」
結花「えっ何?私に発信器が付いてるですって!..いったいどこによ」
誠一「おそらく..靴に」
結花は履いているヒ―ルを脱いだ
結花「ん?」
かかとの部分に何か金属の針のようなものが刺さっているのを発見した。
結花「あっきっとこれだわ!」
結花は発信器をヒ―ルから引き抜いた。
結花「くそっ..ふざけんなって〜の!エイッ!」
窓から投げ捨てた。